子どもが観覧車が好きで、時々東京都江戸川区にある葛西臨海公園の観覧車に乗りに行ったりするのですが、
うんちく大好きな夫に
「観覧車のゴンドラが丸い理由って知ってる?」「観覧車はなぜ時計回りが多いのか知ってる?」と聞かれて、himawari答えられず。
せっかくなので、観覧車のゴンドラはなぜ丸いのか、なぜ時計回りが多いのか、また観覧車の歴史などを調べてみました。
観覧車のゴンドラが丸い理由
理由はずばり、安全性によるものです。
風の影響を受けにくく、揺れを軽減できるためです。
四角いゴンドラにしてしまうと、風を受ける面積が広くなり、より揺れが激しくなります。
形を丸くすることで、風の影響を受けにくくし、風の力を逃しやすくするため、揺れが軽減されるのです。
観覧車が時計回りが多い理由
理由はずばり、観覧車の係員が右手でゴンドラのドアを操作できるためです。
これは機能的、技術的な理由ではないようですね。
また観覧車は時計回り、ということが日本では一般的(標準)になっていることも理由の一つと言えそうです。
どの観覧車に乗っても、乗り降りがスムーズになるよう促されています。
観覧車の歴史
現代の機械式な観覧車の初代観覧車は、
1893年にアメリカのシカゴで開催された、シカゴ万国博覧会(シカゴ万博)でアトラクションの一つとして建設されたものです。
これはパリのエッフェル塔に対抗して建設されたといわれています。
大きさは直径75.5mで、当時としてはとても大きなものだったそうです。
日本で一番古い観覧車の記録は、
1906年5月に開催された、日露戦争戦捷記念博覧会(大阪の天王寺公園で開催)において、
蒸気動力で動く、直径15m、ゴンドラの数は14台の観覧車が日本で最初に確認されたものとされています。
その観覧車は1ヶ月半後には解体され、
翌年、上野で開催された東京勧業博覧会に移設されたとのことです。
大きな観覧車
冒頭にも触れた、日本最大級とされる葛西臨海公園の観覧車「ダイヤと花の大観覧車」は、
直径111m、高さ117mで、大きさとしては全国2位。
日本で一番大きい観覧車は、
大阪にある複合商業施設EXPOCITY内にある、REDHORSE OSAKA WHEEL(2016年7月オープン)で高さは123mだそうです。
現在、世界で一番大きな観覧車は、
2021年に開業したドバイの観覧車、アイン・ドバイ(アラビア語で「ドバイの目」という意味)で、
なんと高さは250mとのことです!(でかい!)
また1周するのに38分かかるそうです。(長い!)
余談:お台場パレットタウンの観覧車
東京の観覧車と言って真っ先に思い浮かぶのは、お台場の観覧車でした。
お台場パレットタウンにあった観覧車は、
2022年8月末に、23年もの営業を終了し、やがて解体。
あんなに大きなものがなくなってしまうなんて、東京都民としてはとてもさみしかったものがありました。
クローズの理由としては契約的なものだったそうですが、
観覧車の維持ってとてつもないコストがかかりますからね。
跡地には複合施設(大型アリーナ)がオープンするという情報もあるので、
観覧車は設置されないかもしれませんが、楽しみに待ちたいと思います。
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